「個別最適な学び」の一つの方法として、にわかに注目を浴びている「自由進度学習」。関連する書籍も多数出版され、実践する教員や学校も増えているが、実際にはどのような教科や規模で取り組みが進んでおり、どんな成果や課題が見えてきているのか――。教育新聞では自由進度学習の「今」を探るため、読者アンケートを実施。その結果、経験がある教員はおおむね満足度が高く、子どもたちの学びへの意欲が高まったと感じており、教員の子ども理解も進むことが分かった。一方、一斉授業と比べて負担増を感じている教員が半数を超えるなど、課題も見えてきた。また、経験のない教員からは「やり方が分からない」「子どもたちに合わない」などの不安や意見が浮かび上がってきた。