学校の授業で行われている話し合いは、そのほとんどが「正解のある話し合い」ではないでしょうか。 今まで会った、多くの中高生が言います。「正解のある話し合いは、つまらない」と。答え合わせを行い、正解が見つかれば、それで終わり。後は、つらい沈黙の時間が続くだけだそうです。
「先生が、生徒の気持ちを無視しながら授業を進める」このことに、多くの生徒が不満を感じています。 最大の要因は、授業が一方通行だからでしょう。授業は先生の独演会。生徒は先生の話を聞き、板書の文字をノートに書き写すだけ。 教科書の内容を教えるだけなら、そのやり方でもなんとかなっていました。……
発想力を育む、活気ある話し合い。その場づくりに大きな影響を与えるのが、先生と生徒との関係性です。 人の関係性を良くするために、大切なことが二つあります。一つは、相手を理解すること。もう一つは、自分を理解してもらうことです。お互いを理解し合えた関係は、素敵ですね。 相手を理解するには、相手の状況や事情を丁寧に把握することが必要です。……
正解がないものをテーマにブレストをする場合、「拡散」と「収束」を分けて行います。広がった話を一つの意見として集約し、まとめていく話し合い。慣れていないと難しく感じるものです。
正解がないものをテーマにブレストをする場合、博報堂では、「拡散させる話し合い」と「収束させる話し合い」を分けて行います。私がH-CAMPで行う中高生向けの授業でも、同じやり方を採用しています。
なぜ、生徒同士の話し合いが活性化しないのか。大きな理由の一つは、恐怖感です。 「自分の意見を、相手はどう受け止めるだろう」 「否定されたり、批判されたりしたらどうしよう」……
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