生徒指導がつらい――、若手教師に限らず、今の日本の教員に重くのしかかる難題だ。昨年6月には子ども基本法が成立し、同12月には「生徒指導提要」が約12年ぶりに改訂された。世界的にはダイバーシティやインクルージョンなどの潮流もある。そうした中で、これからの生徒指導はどうあるべきなのか。
教職課程を履修する学生からも厳しいまなざしで評価されている教師という職業。「自分に務まるだろうか」と不安を感じている新任・若手教員を、先輩教員や管理職はどのように育てていけばいいのだろうか。京都教育大学大学院の片山紀子教授は、鍵を握るのは真の多職種連携だと指摘する。インタビューの2回目は、日米の比較なども踏まえつつ若手教師の育て方について聞いた。(全3回)
長時間勤務による負担増と人材不足は、若手教師に不安と失望感を与えている。京都教育大学大学院の片山紀子教授は、現場に送り出してきた教え子の声からその心境をひしひしと感じてきたと話す。解決の糸口はどこにあるのか。インタビューの第1回では、今の若手教師が現場で感じていることについて聞いた。(全3回)
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください