岡山県立倉敷鷲羽高校ビジネス科の生徒たちは、2つ以上の事業者の間に入って、さまざまな課題を乗り越える「こじまっちんぐ(ジレンマ克服型開発実習)」に取り組んできた。そうした学びが、国立大などへの進学実績にもつながっていると担当の大池淳一教諭は話す。鳴門教育大学の大学院で研究も進めている大池教諭に、インタビューの最終回では実習の研究分析なども踏まえつつ、商業科の将来像について聞いた。(全3回)
生徒たちが2つ以上の事業者をつなげて商品開発などをする実習「こじまっちんぐ」を展開する岡山県立倉敷鷲羽高校ビジネス科では、2年目にブルーベリー農家と牧場をマッチングさせてジェラートの開発を実現させた。この取り組みでは生徒たちが多くのジレンマに直面したが、3年目にはさらに大きな壁が待ち受けていたという。
商品開発実習は商業科の高校だけでなく、現在では普通科の高校や中学校などでも取り組む学校が増えている。その多くは学校と企業が「1対1」で取り組んでいるが、岡山県立倉敷鷲羽高校のビジネス科では2社以上の事業者を生徒がつなぐ「こじまっちんぐ」に取り組んでおり、昨年のNext Education Awardで最優秀賞を獲得するなど注目を集めている。
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