2019年11月22日に体育館で全保護者に向けてプレゼンをした際、最後に「ご質問がある方はいつでもどうぞ」「校長が直接お答えします」と伝えました。家庭学習の大転換ですから、保護者の中にも混乱が生じると思ったからです。校長として、どんな意見にも真摯に応えようと覚悟を決めていました。
当初、ドリル宿題廃止は、校長2年目となる2020年度になってからにしようと考えていました。というのも、昨年度は新任校長として本校に赴任したばかりで、校長としての業務に追われる日々の中、まずは学校の実態をじっくり見てからにしようと思っていたからです。
小学校で毎日出される宿題は、パターンがほぼ決まっているのではないでしょうか。主たる内容は、計算ドリル、漢字ドリル、音読です。私は、ドリルや音読を否定するつもりはありません。ドリルも音読も大きな学習効果があり、学習習慣を定着させたり、基礎基本を徹底させたりする上で必要なものだと思っています。
皆さんは小学生の宿題と聞くと、どういったものを想像するでしょうか。一般的には計算ドリル・漢字ドリルが挙げられると思います。今回の連載のテーマである「ドリル宿題廃止」と聞くと、ドリルは宿題として良くないものだから廃止したんだろうと思われるかもしれませんが、ドリル自体を否定しているわけではありません。ポイントは「2030年問題」です。
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