福井県立若狭高校で生徒主体の探究活動を支え続けてきた小坂康之教諭は、自身も大学院で「へしこ」の研究に取り組むなど、探究的な活動にまい進している。そうした研究活動と日々の教育活動を通じ、高校教育の在り方について考えるようになったと話す小坂教諭に、インタビューの最終回では自身の研究活動を通じて感じたこと、地域に根差した公立高校の在り方などについて聞いた。(全3回)
宇宙食にサバ缶が採用されるなど、生徒の主体的な探究活動で知られる福井県立若狭高校で、生徒たちを指導してきた小坂康之教諭。今では探究活動のパイオニア的存在として注目を集めている同校だが、小坂教諭が着任した当時は現在からは想像できないほど荒れまくっていたという。
2020年11月、宇宙飛行士の野口聡一さんが国際宇宙ステーションからの中継で、宇宙食としてサバの缶詰を試食した。開発したのは、福井県立若狭高校の生徒たち。高校生による10数年にわたる研究開発の取り組みは注目され、書籍など各方面で紹介された。その取り組みを長く支え続けてきたのが、同校海洋科学科の小坂康之教諭だ。
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