教員の不適切な対応を意味する「教室マルトリートメント」は、「どんな学校でも起こり得る」と、この言葉の生みの親である東京都立矢口特別支援学校の川上康則主任教諭は語る。では、予防するにはどのような職場環境が必要で、個々の教員はどんなことを知っておくべきなのか。インタビューの最終回では、「教室マルトリートメント」が起きない学校の在り方や予防法について聞いた。(全3回)
特別支援教育コーディネーターを務め、公認心理師や特別支援教育士スーパーバイザーの資格も有する川上康則主任教諭。さまざまな学校現場で「教員による適切ではない対応」を目にしたことから、今年4月に『教室マルトリートメント』を刊行するなどして、その予防を訴え続けている。「誰もが予備軍だ」と警鐘を鳴らす同教諭に、教室マルトリートメントが起こる背景などについて聞いた。(全3回)
教員が無意識に子どもの心を傷つけている場面を目にしたことはないだろうか。体罰やわいせつ行為のように、明白に「あってはならない」ものではなくても、決して適切とは言えない言動。東京都立矢口特別支援学校の川上康則主任教諭は、そうした教員の行為を「教室マルトリートメント」と名付け、学校現場に警鐘を鳴らす。
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