教育現場からの反響も大きかった『15歳からの社会保障』の出版を機に、義務教育における社会保障制度教育の充実を図っていきたいと話す横山さん。子どもや教員に制度を知ってもらい、「困ったときに複数の意思決定のカードを持てるようになれば」と話す。インタビューの最終回では、今後の教育現場での活動や学校教育に寄せる思いについて聞いた。(全3回)
生活で困り事を抱える人たちに出会い、「なぜ、必要な人が必要なタイミングで制度にアクセスできず、社会保障から排除されてしまうのか」との思いを強くしたと話す横山さん。義務教育段階から社会保障制度についての教育を提唱するのも、人生の危機を乗り越える術があることを社会に出る前に知ってほしいと思ったからだという。
「けがで仕事を休まなくてはならず、医療費と生活費に困ったらどうする?」「会社でハラスメントを受け、体調を崩したらどこに相談すればいい?」――。こうした人生のピンチに備え、社会保障制度について義務教育段階からより詳しく教えるべきだと『15歳からの社会保障』(日本評論社)の著者である横山北斗さんは話す。
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