「オールエイジミュージック」を理念に掲げて多世代の人たちに音楽指導をする一方、中学校や高校の部活動指導にも携わる音楽家の原葉子さんは、部活動に一生懸命だった人ほど大人になって音楽から離れてしまうと指摘する。部活動が音楽離れの原因になっているとすれば、その存在意義が問われるのではないか。
小学校の合唱部の活動を「子どもたち自身が楽しむ」形に変えていった原葉子さんは、コンクールの審査の在り方にも疑問を持ったという。同時に、子どもたちが大人世代と交流する姿を見て、オールエイジで音楽を楽しむことの意義も痛感したと話す。インタビューの2回目では、子どもたちが大人世代と交流することの意義、部活動の地域移行とオールエイジミュージックとのつながりなどについて聞いた。(全3回)
かつて長野県内の小学校で音楽科教員として勤務していた音楽家の原葉子さんは、合唱コンクールへの出場を重ねる一方、子どもたちに優劣を付けるコンクールの在り方に疑問を持っていたと話す。そうしてたどり着いたのが「オールエイジミュージック」という概念で、現在は幼児から高齢者まで全世代が参加できる「みんなで音楽隊」を主宰している。
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