先天性の脳性まひで手足と言語に障害のある三戸学教諭だが、ICTや協働的な学びを取り入れながら、生徒たちに学力の定着を図ってきた。今年度は、週に22コマもの授業を受け持ち、校務分掌でも大きな役割を担うなど、職員室の中でも存在感を放っている。一方で全国に目を向ければ、障害を抱えながら働く教員は決して多くはない。こうした状況を三戸教諭自身はどう見ているのか。
秋田県五城目町立五城目第一中学校の三戸学教諭は、得意な数学を仕事にしたいとの思いから、地元秋田で数学科の教員となった。それから20年以上、1級1種の障害を抱えながらの教員人生は、困難に満ちたものであったに違いない。第2回では、三戸教諭のこれまでの歩みを振り返りながら、学校教育に寄せる思いに迫った。
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