GIGA端末と汎用(はんよう)のクラウドツールを最大限に活用し、コストパフォーマンスに優れた校務DXを推進する東京都練馬区立豊玉小学校の鈴木智裕主幹教諭。教職員間や子ども、保護者との情報共有やコミュニケーションが迅速にできるようになれば、自身を含め子育て世代への恩恵は大きいと実感している。だが、さまざまなアイデアの源は職務への責任感からだけではなさそうだ。学校でも家庭でも楽しみを見つける、ミドルリーダーのワーク・ライフ・バランス論を聞いた。
標準のクラウドサービスを使って週案をデジタル化することから校務DXを推進してきた東京都練馬区立豊玉小学校。子どもたちや保護者向けの発信もデジタルにシフトしている。成功の陰には管理職のリーダーシップだけでなく、鈴木智裕主幹教諭の「今は、誰でもデジタル端末で情報を見る前提」という割り切りも必要だった。一気にデジタル化を進めるのではなく、遊び心も取り入れながらDXを進めていくマインドは、校務DXが進まず焦っている担当者の参考になりそうだ。
GIGAスクール構想により学習面でのデジタル活用が大きく前進する一方、全国で後れをとっているのが校務のDXだ。全国の公立小中学校などの自己点検結果によると、効果を実感しているのは「保護者との連絡手段」などにとどまり、DXと呼ぶには程遠い。そんな中、東京都練馬区立豊玉小学校では週案簿をクラウドに集約し、業務の可視化を実行。教務主任を務める鈴木智裕主幹教諭を中心に働き方改革を推進している。職員間の情報共有システムを構築しようと思ったきっかけを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください