災害の被災地などで学生とともにフィールドワークを重ねている金菱清・関西学院大学教授は、フィールドワークは到達点に向けて解いていくものではないからこそ、「教育の未来を変える」可能性があると語るとともに、失敗から面白さが広がることを味わえるのは「探究の時間」でのフィールドワークだと指摘する。インタビュー第3回では、被災体験を取材することなどフィールドワークをする意味などについて聞いた。
高校の「総合的な探究の時間」が2022年度にスタートしたことを踏まえて、昨年10月に『フィールドワークってなんだろう』を出版した関西学院大学の金菱清教授は、仙台市にある東北学院大学勤務時代に東日本大震災を経験。学生たちと被災地をフィールドワークして、多くの被災者の声を記録してきた。とりわけ、幽霊と出会った話に着目して、さまざまなメディアで取り上げられた。インタビュー第2回では、学生が活動する中で気付いたことなど、フィールドワークの実際の様子を聞いた。
高校の「総合的な探究の時間」が2022年度からスタートしたが、学習を進める上で「フィールドワーク」を導入する例も少なくない。社会学者の金菱清・関西学院大学教授は、東日本大震災や熊本地震の被災地などで、学生と共にフィールドワークを数多く実施してきた。これまでの経験を踏まえ、昨年10月にはフィールドワークそのものに焦点を当てた『フィールドワークってなんだろう』(ちくまプリマー新書)を出版。金菱教授に、フィールドワークの進め方などについて聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください