第2回で解説した「枠組みを捉え直す」で考えたいのが、「自分のアクション」についてだ。ボクらは仕事の時間、やることを一つ一つ選んでいる。今何をするかは、自分の選択の中にある。付箋やメモ帳にやるべきことをリスト化する、そんなタイプの先生があなたの周りにいないだろうか。。今日やることを一つずつ書いて消していく、働き方としては長く用いられてきた方法だ。
前回解説した「枠組みを捉え直す」では、まずは自分の仕事の把握から始めてみる。 よかったら、目の前に紙とペンを用意してほしい。そこに、あなたが今日(もしくは昨日)やった仕事(タスク)を書き出してみてほしい。付箋で記録を残していたらそれを参考にしてもいいし、自分の記憶に頼ってもいい。あなたは今日、どんな仕事をどれくらいしただろうか。多くの方は、はっきりと書くのが難しいのではないだろうか。
今回は、先生の仕事を好きになる新たな考え方として、この連載の全体像をお話しする。昨今の学校の状況の中で気になるのは、「精神疾患」によって休職をする先生が多いこと。実はボクの友人にも、以前ははつらつと働いていたのに、「今、ちょっとお休みをもらっていて…」という仲間がいる。心をすり減らしながら働く日常が当たり前になってしまっていることが、気にならない日はない。
教員不足が問題になっている昨今。ボクは元教員、中の問題についてあれこれ論じるつもりはない。ただ、学校の外に出てからも先生を続けている存在だからこそ考えていること、気付いていることをお伝えできるはずだ。本連載では全10回にわたり、ボクが実践している「先生の仕事を好きになる新たな考え方」について述べていく。
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