教室の「荒れ」と聞いて、皆さんはどのような状態を思い浮かべるでしょうか。おそらく、反発や暴言・暴力、物が壊れたり、トラブルが頻発したりといった、手に負えない状況をイメージされるのではないかと思います。しかし「荒れ」はこのような分かりやすいものだけではありません。
授業中に私語や配慮のない発言が目立ったり、手遊びや立ち歩きをする子が増えてきてしまったりと、1年間の学級経営の中では教室が落ち着かない日がたくさんあることでしょう。注意をして効果があればよいのですが、そういう時はなかなか教師の声が子どもに届きません。
授業中に関係ない話を大きな声で話す。決められたルールを守ろうとしない。自分勝手な行動をする…。学級の中には不適切な行動がたくさんあります。また、机に伏せたり、活動への指示を無視したりするなどの無気力を示す行動も、不適切な行動と言うことができるでしょう。
痩せこけた頬とぶかぶかのスーツ。同期の友人たちにとって、初任者研修に現れた私の姿は本当に衝撃的だったようで、今でも「あの時の佐橋は本当に死ぬんじゃないかと思った」と話題にあがります。研修に向かう私の体重は3カ月で8㌔も落ちていました。今でこそ笑い話になっていますが、あの時のつらい気持ちは今でも忘れられません。
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