第6回で「OECD未来の教育とスキル2030」(以下、E2030)プロジェクトの①新たなコンセプトの創造②国際的な比較分析ーーという2つの柱について説明しました。
今回は、「OECD未来の教育とスキル2030」(以下、E2030)プロジェクトが公表した報告書「カリキュラム・オーバーロード:未来への道」の内容を簡単にご紹介します。
今回からは、「OECD未来の教育とスキル2030」プロジェクトの2つの柱のうち、カリキュラムに関する国際的な比較分析についてご紹介します。
「OECDラーニング・コンパス」では、エージェンシー(Agency)の重要性を提唱しています。エージェンシーとは、主体性や当事者意識を持って、社会をより良くするために自ら目標を設定し、その実現のために責任ある行動を取る力のことです。
前回は、「OECD未来の教育とスキル2030」(以下、E2030)プロジェクトの誕生について、当時、日本政府の立場から深く関与された、村尾崇・元OECD日本政府代表部参事官からご紹介がありました。今回からは、E2030の内容についてご紹介します。
2012年から実施された日本とOECD連携の復興教育プロジェクト「OECD東北スクール」を契機とし、OECDは15年、変化の激しい時代の中で「2030年に向けて育成していかなければいけないスキルは何か」を考える際に参考になる共通のフレームワークを検討する「OECD未来の教育とスキル2030」(以下、E2030)プロジェクトを実質的に開始しました。プロジェクトの詳細は次回以降に譲り、ここでは誕生の経緯を紹介します。
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