幼稚園や小学校からのプリントを誤って捨ててしまったり、なくしたりした経験が一度でもある保護者は76.4%に上ることが、10月25日、アドビシステムズが発表した「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」で明らかとなった。小学生の保護者の半数以上が、学校から受け取るプリントの量が多いと感じていた。
調査によると、子供を通じて保護者が受け取るプリントの量について、「とても多いと感じる」「やや多いと感じる」と答えた割合の合計は、保育所・幼稚園に通う子供の保護者では28.1%、小学校に通う子供の保護者では56.8%に上った。実際にどれくらいのプリントを受け取っているかを聞いたところ、保育所・幼稚園に通う子供の保護者は週1~2枚以下が多かったのに対し、小学校に通う子供の保護者は週1~2枚以上が大半で、小学校に入学するとプリントの量が増える傾向にあった。
プリントを誤って捨ててしまったり、紛失してしまったりした経験について聞いたところ、「頻繁にある」は8.4%、「ときどきある」は36.6%、「あまりない」は31.4%、「全くない」は23.6%だった。この結果、アドビシステムズでは、プリントを誤って破棄したり紛失した経験がある保護者は76.4%に上るとしている。
また、22.0%の保護者が、プリントをスキャンしてデータ化したり、写真を撮ってスマートフォンに保存したりするなどして、デジタル化していると答えた。
調査は、全国の保育所・幼稚園に通う子供の保護者250人、小学校に通う子供の保護者250人を対象に、今年9月にインターネットで実施した。