神戸市立小学校で20代教員が同僚教員から120件以上の深刻なハラスメント行為を受けていた問題で、神戸市教育委員会は2月28日、調査委員会が公表した報告書に基づき、加害教員らの処分を発表した。4人の加害教員のうち2人が免職となったほか、管理責任を問われ、校長らも処分された。
同市教委は2月21日に、2017年からの2年半の間に、加害教員や前任の校長が被害にあった教員に対して行った「激辛カレーを無理やり食べさせる」などの125件のハラスメント行為を認定した調査委員会の調査報告書を公表。それに基づき、加害内容がより悪質だった30代男性教員2人を免職とし、他の加害教員のうち、30代男性教員は減給3カ月(10分の1)、40代女性教員を停職3カ月とした。
さらに、管理監督責任を問い、前校長を停職3カ月、現校長を減給3カ月(10分の1)とした。
また、調査の過程で、市教委から調査委員会に、被害教員からの書面の一部が提出されておらず、調査報告書の提出が遅れる結果を招いたり、加害教員に対し、根拠法令を誤って記載した分限休職処分の辞令を交付したりしたとして、教職員課の職員に対する処分も行われた。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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