夏休み、恋も友達も、ディスタンス――。ベネッセコーポレーションは8月6日、小学4~6年生を対象に募集した「小学生の夏休み川柳2020」の優秀作品を発表した。旅行にも行けず、友達とも会えない夏休みの寂しさや、ライフスタイルの変化など、新型コロナウイルスの影響を詠んだものも多かった。
優秀作品には、保護者の在宅勤務の実情を捉えた「おかあさん、リモートだから、きがえない」や、夏の風物詩が中止となってしまったことを憂えた「太鼓の音、今年は聴けない、ドンドンドン」、リモートでもコミュニケーションできることをアピールした「友達と、ゲームでつながる、夏休み」が選ばれた。
寄せられた作品の約1200句で「コロナ」という言葉が使用され、「宿題」や「課題」という言葉が入った作品も約970句あった。宿題の量が多いことを嘆くような内容のものが大半だったが、「今年は宿題がなくてうれしい」という趣旨のものも少数ながらあったという。
この「夏休み川柳」は、同社が提供する「進研ゼミ小学講座」の会員を対象に、7月20~27日の間に募集。6000句を超える作品が集まった。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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