LGBTの児童生徒をサポートする「アライ先生」を増やそうと、当事者の子供を支援するNPO法人ReBitは8月17日、教員向けのオンライン情報サイト「Ally Teacher's School」を公開した。
アライ先生は、LGBTの理解者や支援者を指す言葉「アライ(Ally)」が由来。
同サイトでは、LGBTに関する授業に取り組む教師のインタビューや実践事例を掲載し、授業で活用できる書籍や教材を目的別、用途別、対象別に紹介している。
さらに教員同士でつながりを持てるプラットフォームも設置し、実践共有やオンライン勉強会などを定期的に開催するという。
トランスジェンダー当事者で、ReBitの藥師実芳(やくし・みか)代表理事は、自身の学校生活を振り返り、「もしも『アライ先生』と出会えていたら、毎晩布団で泣くことも、自殺未遂をすることも、なかったかもしれません。先生が多様な性を通じ、多様性について『学び・つながり・行動する』仕組みをつくることで、全国の学校に『アライ先生』が増え、LGBTを含めた全ての子供に安全な学校空間と、自分らしく過ごせる学齢期が届くことを願っています」と話している。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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