福岡市は8月20日、市立小学校の給食に含まれるアレルギー品目を、LINEで保護者に通知するサービスを開始した。学校給食での食物アレルギー事故を防ぐと共に、保護者の確認作業の負担を軽減させる狙い。
保護者が市の公式アカウントに、児童の学校名とアレルギー品目、メッセージを受け取りたい時間を設定すると、アレルギー品目が含まれる献立の日は、献立情報と一緒にアレルゲン情報がプッシュ通知で届く仕組み。
同市によると、昨年5月時点で同市内の小学生の3.1%に食物アレルギーがあった。教職員と保護者はこれまで、紙で配布される「詳細献立表」を確認してアレルゲンの管理を行っていたため、チェック漏れのリスクと確認作業の負担が課題となっていた。
高島宗一郎市長は8月18日の会見で、「全国的にも珍しい取り組み。特に低学年児童は自分で食物アレルギーの管理が難しいため、保護者や教師のケアが必要だ。ぜひ活用してほしい」と呼び掛けた。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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