立命館大学の学部生の2.3%が「退学を本格的に考えている」とのアンケート結果を、同大学新聞社が8月19日、発表した。「どうするか考えている」との回答は7.5%で、退学を考えている学生は約1割に上った。新型コロナウイルス感染症の影響で、対面授業が減ったことや、授業の質に対しての不満が蓄積し、影響しているとみられる。
退学を検討する学生を学年別に見ると、5回生以上を除くと1回生が最も多く、「本格的に考えている」は3%、「どうするか考えている」は10%だった。
また休学について尋ねたところ、5.4%が「本格的に考えている」、20.2%が「どうするか考えている」と回答した。
休学や退学を考えている学生に理由を尋ねたところ、「授業形態やその質に対する不満」が最多で、次いで「学費の不満」や「大学生活を送る意味」が挙がった。課題の負担や精神的な苦痛を訴える声もあった。
希望する後期の授業形態について尋ねたところ、「WEB授業と対面授業の併用」が35%、「全面WEB授業」が34%、「全面対面授業」が27%――など、学生間でばらつきが見られた。
同調査は8月5日から18日にかけてネット経由で実施し、学部生1414人からの回答を集計した。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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