立命館大生の1割が退学検討 コロナ禍で対面授業減り

立命館大生の1割が退学検討 コロナ禍で対面授業減り
iStock.com/syahrir maulana
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立命館大学の学部生の2.3%が「退学を本格的に考えている」とのアンケート結果を、同大学新聞社が8月19日、発表した。「どうするか考えている」との回答は7.5%で、退学を考えている学生は約1割に上った。新型コロナウイルス感染症の影響で、対面授業が減ったことや、授業の質に対しての不満が蓄積し、影響しているとみられる。

退学を検討する学生を学年別に見ると、5回生以上を除くと1回生が最も多く、「本格的に考えている」は3%、「どうするか考えている」は10%だった。

また休学について尋ねたところ、5.4%が「本格的に考えている」、20.2%が「どうするか考えている」と回答した。

休学や退学を考えている学生に理由を尋ねたところ、「授業形態やその質に対する不満」が最多で、次いで「学費の不満」や「大学生活を送る意味」が挙がった。課題の負担や精神的な苦痛を訴える声もあった。

希望する後期の授業形態について尋ねたところ、「WEB授業と対面授業の併用」が35%、「全面WEB授業」が34%、「全面対面授業」が27%――など、学生間でばらつきが見られた。

同調査は8月5日から18日にかけてネット経由で実施し、学部生1414人からの回答を集計した。

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