文科省が9月8日までにまとめた台風10号の被害情報によると、九州を中心に広い範囲で、学校の休校や短縮授業が相次いだ。臨時休校となったのは福岡県1211校、鹿児島県904校、長崎県678校、熊本県599校、広島県567校、島根県378校、奈良県22校など、16県の6317校。短縮授業は590校だった。
同省によると、8日午前11時現在、児童生徒や教職員ら学校管理下での人的被害は確認されていない。物的な被害状況については、13県135校で雨漏りや屋根・外壁・ガラスシャッターの破損、フェンス倒壊、電線切断などが確認されている。
臨時休校となった学校の校種別内訳は、▽小学校 3472校▽中学校 1571校▽高校 492校――だった。
また、避難所となった学校は、熊本県141校、福岡県98校、鹿児島県86校、佐賀県48県など計436校だった。
休校・短縮授業は、8日午前11時までに各都道府県などから報告があった件数では、15県258校となっている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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