厚労省が9月11日に発表した、8月31日から9月6日までのインフルエンザ発生状況によると、小中高などにおける患者数はゼロで、学級閉鎖もなかった。昨年同時期の学級閉鎖は41校。新型コロナ対策として三密を避け、マスク着用や手指消毒を徹底したことなどが理由と見られる。
発表されたのは今シーズン初回分。保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校におけるインフルエンザの患者数はゼロだった。
前年の同時期(昨年9月2日~9月8日)は、患者数670人、休校4校、学年閉鎖6校、学級閉鎖41校で、減少ぶりが際立つ。
流行のピークは例年、年明けから2月に訪れる。厚労省は今年、過去5年で最大量となる約6300万人分のワクチン供給体制を整え、例年以上にインフルエンザ対策を強化している。
その上で、より必要としている人への優先接種として、10月26日以降は医療従事者などと共に、乳幼児から小学2年生の希望者も接種可能としている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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