学校現場でのコロナ差別をなくす教材 文科省が作成

学校現場でのコロナ差別をなくす教材 文科省が作成
差別・偏見が生まれない考え方などを紹介している動画(動画よりスクリーンショット)
【協賛企画】
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文科省はこのほど、「新型コロナウイルス 差別・偏見をなくそうプロジェクト」として、啓発用の教材を作成した。利用申し込みを11月30日まで受け付けている。

「動画」「授業用スライド・指導例・ワークシート」「掲示用ポスター・保護者向けの手紙」の3種。学校におけるコロナ感染者、関わる人への接し方を考える指導に活用できる。

動画では、病気・不安・差別を「3つの感染症」とし、それぞれの感染拡大を止めるために必要なのは「一人一人の考え方」であり、「やさしさや思いやりはウイルスと戦う力になる」とメッセージを投げかけている。

授業用スライドなどは、さらに具体的に「3つの感染症」を広げないために、できることを解説する内容。教材を活用した指導例とともに、授業で使用するワークシートを小学校5、6年生向け、中高生向けにそれぞれ用意した。

また、保護者への手紙では「3つの感染症」の対策を解説するとともに、家庭での感染者との向き合い方を指導するよう要望している。

教材の制作を担当した文科省の健康教育・食育課は「新型コロナウイルスの感染拡大が続き、学校においても感染者発生が継続している。子供たちは感染症に対する不安から差別や偏見に陥りやすいが、この教材がきっかけとなり、感染者とのかかわり方などについて考え、適切な行動に結びつけてもらえれば」と話している。

申し込み方法など、詳しくは同プロジェクトの概要へ。

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