新型コロナウイルスによる教員の業務負担の増加を受けて、京都市教委はこのほど、感染者が出た学校で保護者への連絡などの業務に、平日で1日4時間程度関わった市立学校の教員を対象に、手当を支給する方針を決めた。
同市教委によると、手当ては市の条例で定められていた、特に疲労度や困難度の加わる業務や特異な勤務に支給される「特異性手当」を、制度創設後初めて適用する。
感染者が出た学校などで、保護者との連絡や保健所が行う疫学調査の実態把握に関する協力、PCR検査キットの配布・回収などの業務に携わった市立幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校の管理職を含む全教員が対象となる。
これらの業務に従事した時間が、平日は4時間程度で3750円、休日は8時間程度で7500円を支給する。同市教委では今週中にも通知を各学校に出し、学校が再開した6月以降からさかのぼった支給額を12月の給与に上乗せする。
同市では7月末に、市立八条中学校で同じ部活動に所属する生徒が感染するなどの事例が起こっている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください