小学校でのプログラミング教育の必修化や、国のGIGAスクール構想などを受けて、都教委はこのほど、学校での情報教育の実践事例を紹介するポータルサイト「とうきょうの情報教育」をオープンした。
都では、都立学校で最先端の技術を活用したICT環境整備を行う「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」も進めている。これらを踏まえて、都教委では小学校から高校までを通じて、段階的に育成すべき情報活用能力を体系化した「情報活用能力#東京モデルver1.0」を策定。開設されたポータルサイトでは同モデルを基に、情報教育の教材や各校の実践事例を収載した。
実践事例は校種や教科、使用教材、内容などのキーワードでも探せるようになっており、プログラミング教育推進校で行われた授業実践の指導案なども参照できる。将来的には、情報教育研究校での授業実践動画などの公開も予定されている。
都教委の担当者は「GIGAスクール構想やTOKYOスマート・スクール・プロジェクトなど、学校における1人1台への都民の関心も高いので、現在取り組んでいることを見せていきたい」と話している。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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