厚労省は1月13日、新型コロナウイルスの感染者が発生した保育所などが、累積で900カ所を超えたと発表した。同7日午後2時時点で、全面休園となっている保育所などは、緊急事態宣言の対象地域を含む10都府県58カ所に及んでいる。
認可保育所、保育所型認定こども園、地域型保育事業所、へき地保育所で新型コロナウイルスの感染者が出たり、休園したりした場合は、市区町村から国に対して報告することになっている。
昨年2月ごろから、1月7日午後2時までの報告件数を厚労省が集計したところ、これまで感染者が発生した保育所は累積で903カ所に上った。職員では929人、利用している乳幼児では731人が感染していた。
7日午後2時の段階で、新型コロナウイルスにより全面休園している保育所などは▽秋田▽埼玉▽千葉▽東京▽神奈川▽愛知▽大阪▽兵庫▽和歌山▽香川――の10都府県で58カ所となっている。
また、学童保育については、同期間の累積で、感染者は職員で59人、利用する児童で99人だった。休所については公表していない。
新型コロナウイルスを巡る保育所などの対応を巡っては、1月7日に、緊急事態宣言の再発令に伴い、厚労省は保育所や学童保育については、原則として開所する方針を都道府県などに通知している。