文科省は2月24日、2021年度国公立大学入試の第2次試験の確定志願状況と、前期日程の2段階選抜実施状況を公表した。
確定志願状況は募集人員9万8978人のところ、志願者は42万5415人で、倍率は4.3倍となった。2段階選抜を実施したのは、24大学、37学部で、2139人が不合格となった。
確定志願状況を国公立別に見ると、国立大学は▽前期 17万7178人、2.8倍▽後期 11万8753人、9.0倍▽合計 29万5931人、3.8倍。
公立大学は▽前期 5万8225人、3.6倍▽後期 4万2168人、12.1倍▽中期 2万9091人、12.3倍▽合計 12万9484人、5.9倍。
また2段階選抜を実施した大学を国公立別に見ると、▽国立 17大学、26学部、不合格1448人▽公立 7大学、11学部、不合格691人。
2段階選抜による不合格者が多かったのは▽東京大学 482人▽東京都立大学 445人▽愛媛大学 201人▽一橋大学 149人――など。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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