文科省は3月10日、今年度の国公立大学入試の中期・後期日程で25大学33学部が2段階選抜を実施し、4151人が不合格になったと公表した。前期日程と合わせると37大学62学部が2段階選抜を行い、不合格者は前年度より1770人多い6290人に上った。
中期・後期日程で2段階選抜を行ったのは、国立が22大学27学部、不合格者は3546人。公立が3大学6学部、不合格者は605人。
第1段階選抜で不合格となった6290人のうち、出願校全てで不合格だったのは1761人。このうち1校出願し不合格だったのは1496人、2校出願し2校とも不合格だったのは265人だった。
また全日程を通して、2段階選抜を予告しながら取り止めたのは21大学44学部、緩和したのは20大学26学部。
2段階選抜で不合格者が多かった大学は▽東京都立大学 858人▽岐阜大学 762人▽東京大学 482人▽電気通信大学 480人▽千葉大学 434人――など。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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