発達障害のある子供が、周囲の誤った働き掛けによって適切な支援や指導が受けられず、情緒不安定や不登校などの二次的な障害が引き起こされる場合があるとして、国立特別支援教育総合研究所はこのほど、全ての教員向けに、二次的な障害を防ぐための解説資料を作成した。
通級による指導などで、発達障害のある子供たちが抱えている困難さを適切に把握し、自己理解や信頼感を育むポイントをまとめている。
資料の中では、言動によって友人や教員など周囲から誤解を受けたり、トラブルを引き起こしてしまったりすることがある発達障害のある子供に対し、小中高などで、教員がどのように子供を理解し、指導していけばいいかをイラストなどで説明。
また、発達障害のある子供にとって有効な指導の場とされている通級による指導では、▽学びへのアクセス▽自己理解▽信頼感――の3つの視点から、どんな支援をしていけばいいのかや、学級担任との連携の重要性について示している。
同資料は、同研究所のホームページで公開されているほか、市町村教育委員会などに配布される予定。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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