北海道旭川市で、行方不明だった中学2年の女子生徒(当時14歳)が、3月に公園で凍死しているのが見つかり、同市は4月22日、学校のいじめの事実を調べる第三者委を設置することを決めた。女子生徒が学校でいじめを受けていたとする一部報道を受けての対応。
女子生徒は2月に自宅を出た後に行方不明となり、3月に雪の積もった公園で遺体が発見された。
その後、4月18日に、この女子生徒が1年生のころに通っていた別の中学校で、上級生からいじめを受けていたとメディアで報じられ、事態を重く見た旭川市では、西川将人市長と教育委員会の委員らが出席する非公開の会議を開き、対応を協議。いじめ防止対策推進法に基づく第三者委を立ち上げ、調査を行う方針を決めた。
同市教委によると、女子生徒が以前に通っていた学校や転校した後の学校では、いじめの事実の認知には至っておらず、遺族の意向も聞きながら、第三者委の人選や具体的な調査内容を検討していくという。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください