新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の発令に伴い、5月21日まで自宅でのプリント学習やオンライン授業を併用した独自の対策を取っていた大阪市は5月24日、通常授業に戻るのに合わせて、対策中に不足した授業時数を補う対応を取るよう、市立小中学校に通知した。
感染者数が急増していた同市では4月26日~5月21日の約1カ月間、一部の時間帯について自宅で動画配信や配布されたプリントなどによる学習を行い、登校もする変則的な時間割を組んで対応していた。通知では、この期間中に不足した授業時数を補うため、各学校で週当たりの授業を1時間増やしたり、土曜授業を実施したりして確保するよう要請。全ての学年で年度内に教育課程が終えられるようにすることを求めている。
一方で、夏休みは現段階では短縮しない方針。
通常授業に戻すにあたり、松井一郎市長は5月17日の記者会見で、この対策を取っている間の学習について、授業時数にカウントされることを萩生田光一文科相に確認したことを明かしていた。
同市教委の担当者は「(独自の対策期間中の)学習内容の定着が確認できれば、履修したとみなされ、今後の授業の中で扱わなくてよいが、授業時数としては数えられない」との見解を示した。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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