富山市は6月17日、市内の小中学校や保育施設の子供と教職員約1000人が、食中毒とみられる症状で欠席・早退していると発表した。給食で出された牛乳が原因とみられる。
同市によると、17日午後2時時点で、下痢や腹痛、嘔吐(おうと)などの症状を訴えて欠席・早退したのは、市内5つの保育所の園児100人と、市立小学校9校の児童608人および教職員3人、富山大学人間発達科学部附属小学校の児童34人、市立中学校4校の生徒219人の計964人に上った。いずれも入院や重症となったケースは報告されていない。
これらの学校などで提供されていた給食の牛乳が原因である可能性が高く、現在、市の保健所が調査を進めているが、原因の特定は数日かかる見込み。
富山市教委などでは、これらの学校の給食について、当面の間は牛乳の提供を見合わせ、生野菜なども熱処理をした形での提供に切り替えるなどの対策を取る。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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