新型コロナウイルス感染症の学校関係者の感染者数は、学校が本格的に再開した昨年6月から今年7月末までの間に、幼児と児童生徒は合わせて3万3781人、教職員は4560人に上ったことが8月20日、文科省の集計で分かった。7月に入り、児童生徒の感染者数は再び増加傾向にある。
今年7月の感染者の感染経路は、小学校と中学校で家庭内感染がそれぞれ71.3%、57.4%と最も高い。ただ、月別の推移を見ると小中学校とも「感染経路不明」の割合が徐々に高くなっている。
一方、高校では「感染経路不明」が38.5%と最も高く、次いで家庭内感染(29.0%)、学校内感染(26.8%)だった。教職員では「感染経路不明」が62.5%と最も高く、次いで家庭内感染(20.5%)となっている。
政府は20日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、沖縄の6都府県に発令中の緊急事態宣言の対象地域に、茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を追加した。また宮城、富山、山梨、岐阜、三重、岡山、広島、香川、愛媛、鹿児島の10県には「まん延防止等重点措置」を適用した。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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