文科省は9月10日、都道府県・政令市教委に向けて事務連絡を発出し、コロナ禍での新学期への対応に関する2回目の状況調査への協力を要請した。19都道府県での緊急事態宣言の延長を踏まえ、13日時点での学校運営状況を把握する狙い。
回答対象は公立幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校を所管する都道府県・市区町村教育委員会で、期限は9月14日午後3時。
調査項目は▽9月13日時点での学校の運営状況▽今年8月以降の夏季休業の延長・臨時休業の実施状況▽今年8月以降の短縮授業・分散登校の実施状況――など。
回答は、文科省のウェブサイトに設けられた学校種別の回答フォームから送信する。複数の学校種の学校を設置する教育委員会は、該当する学校種を全て回答する。
9月1日時点について行われた1回目の調査では、全体の15.4%に当たる270自治体で夏休みの延長や臨時休業を実施(予定含む)したこと、短縮授業や分散登校も含めると562自治体(32.0%)に上ったことが明らかになった。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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