熊本県教委はこのほど、漫画の出版事業や著作権管理事業を行い、同県高森町に第二本社を置くコアミックスと連携協定を結び、同町にある県立高森高校に、漫画に関する新たな学科を開設することを目指すと発表した。
高森町には、アーティスト育成施設「アーティストビレッジ阿蘇096区」があり、エンターテインメント業界と連携したまちづくりを推進している。今回の連携協定によって、県教委は漫画関連学科の設置に向けた検討を行い、高森町では町営学生寮の整備などを進める。
また、学科の開設に向けて、コアミックスでは授業の講師をはじめ、生徒の進路や漫画に関する授業に必要な機器、設備などの助言を行うとしている。
漫画関連学科の開設時期や定員などは未定。
高森高校の安方幸子教頭は「手始めに、漫画家の方に来ていただいて、総合文化部の生徒が描いたイラストを講評してもらうことを行っているが、プロの方を前にして子どもたちの目はキラキラしている。本校は高森町に唯一ある高校ながら、全校生徒は88人という小規模校。これをきっかけにいろいろなところから生徒が来てくれれば、高森町にも恩返しができる」と期待を寄せる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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