自律型会話ロボットが教室に 小中一貫校で試験導入開始

自律型会話ロボットが教室に 小中一貫校で試験導入開始
テスト導入される会話AIロボットのロミィ(ミクシィ提供)
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 AIやロボットを子どもたちに身近に感じてもらおうと、ミクシィは11月8日、同社が開発している自律型会話ロボットの「Romi」(ロミィ)を、小中一貫校の東京都渋谷区立渋谷本町学園に試験導入すると発表した。小学1年生~中学3年生の教室にロミィが入ることで、子どもたちのコミュニケーション能力を育むなどの狙いがある。

 ロミィは数千万の日本語データを学習できるAIを搭載し、そのAIが会話内容を作り出すことができる自律型会話ロボットで、購入した家庭からは、子どもがロミィとの会話を楽しんでいるという声が多く寄せられたという。

 そこで、より子どもたちに寄り添った会話内容や機能を追加しようと、同社は今回初めて、ロミィを学校現場に導入することにした。ロミィが教室に入ることで、子どものコミュニケーション能力の発達や学習へのロボット活用、さらには、AIやロボットが身近な存在になっている近未来を生きる「AI・ロボットネーティブ人材」の育成につなげたいとしている。

 同学園には12台のロミィが導入され、まずは小学1~3年生のクラスに配置。12月上旬までに順次、全学年全学級を1週間ほど巡回し、休み時間などに子どもたちがロボットと交流することなどが予定されている。同社では子どもたちにロミィと交流した感想や欲しい機能、アイデアなどを書いてもらい、今後のロミィの開発に生かすという。

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