子どもたちにジェンダー平等について考えてもらおうと、ガールスカウト日本連盟はこのほど、小学生向けのオンラインプログラム「わたし と みんな」を制作した。動画を見て、ワークシートに整理した自分の考えを基に、子どもから大人まで、ジェンダーについて一緒に話し合うことができるようになっている。
オンラインプログラムは①自分の好きなコト②女の子だから?男の子だから?③未来の自分④自分の「カラダ」の守りかた⑤自分の気持ちは伝えていい!⑥困っている友達がいたらどうする?――の6つのステップで構成。3分程度の動画を見た後に、ワークシートに沿って話し合う流れで、これらのステップを通じて、性別役割分担意識や「女の子らしさ・男の子らしさ」などの無意識の固定観念に気付き、お互いを一人の人間として尊重する大切さを学べるようになっている。
また、同連盟では今年3月に中高生向けのオンラインプログラム「me and them」も公開しており、校種や発達段階に応じた活用を呼び掛けている。
動画やワークシートは無料で利用できる。オンラインプログラムの詳細は同連盟ホームページで確認できる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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