校則の見直しの一環で、名古屋市教委は12月1日、市立中学校の体育の授業などで着用するジャージについて、各校で自由化も含めて幅広く議論をするよう、校長らに促した。
市教委によると、前日の市議会本会議で、大半の市立中学校では生徒全員が同じジャージを着用していることについて質問を受けた。そのため12月1日に開かれた校長連絡会で、各学校で保護者や生徒を交えて校則を見直す際に、学校指定のジャージを変更することになった場合は、自由化を含めて幅広く議論するよう口頭で説明した。
議論した結果、市販のものなども着用可能とするか、従来通り指定のジャージ着用を原則とするかなどの具体的な対応策は、各校で判断する。
また、今回は市立中学校に対してのもので、市立高校については特に対応を求めていないという。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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