文科省は3月18日、福島県沖を震源とする地震による、学校施設の被害状況(午前11時時点)をまとめた。12都県で計703校に物的被害が確認され、2県で66校が臨時休校、13校が短縮授業などの措置をとっている。
被害状況のまとめによると岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨の各県と東京都の国立8校、公立442校、私立253校で校舎の外壁のひび割れ、ガラスの破損、天井の一部落下などの物的被害が見られた。前日の調査結果(11都県349校)と比べると、354校増えた。
校種別では▽幼稚園 111校▽小学校 169校▽中学校 108校▽義務教育学校 1校▽高校 159校▽中等教育学校 2校▽特別支援学校 31校▽大学・短大・高専など 122校。
一方、臨時休校は宮城・福島の2県66校(前日4県476校)と大幅に減り、短縮授業も両県で13校(同6県15校)だった。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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