少しずつ気温が上昇する季節を迎えるにあたり、「熱中症ゼロへ」プロジェクトを展開している日本気象協会はこのほど、夏になる前から体を暑さに慣れさせる暑熱順化の大切さを知ってもらおうと、日本各地で暑熱順化が必要なタイミングの目安である「暑熱順化前線」をインターネットで公開した。南の沖縄県では4月中旬から、東京などでも5月中旬から暑熱順化の取り組みが必要と注意を呼び掛けている。
暑熱順化には個人差もあるが、数日から2週間程度が必要とされている。近年の地球温暖化の影響で、春でも高温になったり、5月でも夏日となったりすることも多い。まだ体が暑さに慣れる前であることから体調を崩しやすく、夏が本格化する前から、適度に汗をかく軽い運動を日常的に行うことや、湯船に漬かる入浴をするなどの暑熱順化の重要性が叫ばれるようになっている。
今回公開された暑熱順化前線では、各地で暑熱順化を始める目安となる時期を視覚的に示した。同協会では春の気候や梅雨入りの状況を踏まえつつ、本格的な夏が始まる前に、2回目の暑熱順化前線を公表する予定。
暑熱順化前線は、同協会の「熱中症ゼロへ」プロジェクトのホームページから見ることができる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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