全国の小学6年生と中学3年生を対象として4月19日に実施される「全国学力・学習状況調査」の参加学校数(4月8日時点)が、国公私立合わせて2万8863校に上ることが、文科省の集計で4月15日分かった。参加率は98.2%で昨年の参加率98.0%とほぼ変わらなかった。児童・生徒計約208万5000人が参加する。
小6と中3の調査対象者が在籍する学校を所管する全国1809教委の全てが参加。参加校は、国立が小中合わせて155校、公立が同2万8242校で参加率は100%。私立は同1007校のうち46.3%に当たる466校が参加する。昨年の参加率は国立が100%、公立が99.8%、私立が46.1%だった。
4月19日の試験当日に遠足や修学旅行などのため参加できない学校は、5月20日までなら実施が可能となっている。
全国学力・学習状況調査は全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることなどを目的として、小6と中3を対象に2007年から行われている。今回は国語、算数・数学、理科が調査科目となっている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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