教職員からの児童生徒へのわいせつ行為やセクシュアル・ハラスメントなどを早期発見するため、東京都教委は5月6日までに、「児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口」の運用を開始した。児童生徒や保護者だけでなく、教職員からも相談を受け付け、外部の弁護士が対応する。
同窓口は「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」が4月1日から施行されたことを受けて開設されたもので、都内の公立学校の教職員による児童生徒へのわいせつ行為、セクシュアル・ハラスメント、その他の不適切行為などについての相談・通報を受け付ける。
電話は毎週月、火、木の午後3~6時と土曜の午前9時~正午、女性弁護士を希望する場合は電話070-3163-9003、男性弁護士の場合は電話080-9418-8245で、それぞれ受け付けているほか、メール=k.tsuho-soudan@section.metro.tokyo.jpでも相談できる。
相談は児童生徒や保護者だけでなく、教職員からも可能で、匿名でも受け付ける。緊急の場合は警察などの関係機関と相談内容を共有することがあるとしている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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