食品ロスの問題を小さい子どもも考えられるきっかけになればと、消費者庁はこのほど、5~6歳の子どもたちを対象に、食品ロス削減を啓発する絵本『ぜんぶたべたよ!』を作成した。家庭や幼稚園などでの読み聞かせを通じて、小さな子どもが食事は食べきることが大切であるということや、「もったいない」という意識を持つことを狙っている。
『ぜんぶたべたよ!』は、主人公の「ゆうきくん」が、妊娠中で体調がよくないお母さんに代わって、お父さんと一緒に冷蔵庫の中にある残り物でクリームシチューをつくるというストーリー。なるべく捨てる部分が少ないように調理をすることや、食材を育てている人の思い、残さず食べきることの大切さを学べるようになっている。
巻末には、ちょっとした意識と工夫でできる食品ロスの削減に関する解説ページも用意され、家庭生活での食品ロス削減の実践を呼び掛けている。
絵本は消費者庁HPで、見開きのPDF形式で公開されている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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