教員志望者や若手が学校を変える 課題解決型研修が始動

教員志望者や若手が学校を変える 課題解決型研修が始動
パイロットプログラムをスタートさせる課題解決型教員研修「LEAMP」
【協賛企画】
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 学校を変えていく力を教員志望の学生や若手教員に――。現役の大学生が起業し、学校現場と連携してさまざまな取り組みを行っている(一社)lightfulは、新たに課題解決型教員研修「LEAMP(ランプ)」を始動させる。現在0期生を募集中で、参加者は課題解決のための思考法を学ぶだけでなく、自分の課題を設定し、現役の教員や社会起業家に解決策を提案。プログラム終了後、勤務校などで自ら学校改革に着手してもらう。

 教員志望の学生、1~5年目の若手教員、他業種から教員への転職を考えている人などが対象。8月20日以降、毎週土曜日の午後1時から行われる計8回のプログラムに参加可能であることが条件となる。

 プログラムでは、課題解決のための思考法や改善を提案する手法を学ぶだけでなく、実際に学校改革を実践している現職教員や、社会起業家からの講演も予定している。また参加者は自ら課題を設定し、そのアクションプランを作成。10月8日の最後のプログラムでプレゼンテーションを行う。

 将来的には、このプログラムの参加者によるコミュニティーをつくり、学校現場での課題解決事例の共有や、アクションへのサポートをしていくことも視野に入れている。

 愛知教育大学に在籍しながら、lightful理事としてプログラムのプロジェクトリーダーを務める平良涼花さんは「教員志望の学生が学校現場に入るといろいろな違和感を持つことがあるが、それが課題であると認識しないまま、これまで通りのやり方に順応してしまいがちだ。そうではなくて、最初の違和感を持ち続けながら、自分の教育観や実現したい社会を言語化して、いつまでにやるか、今やることは何かを意識していけるようにしたい」と強調。

 「教育への熱い思いを持った人はもちろん、学校現場に疑問を感じながらも、どう変えたらいいか、自分に変えられるのかと悩んだり、不安に思ったりしている人にも来てほしい。そんな人にとって、一筋の光を見つけていくためのプログラムにしたい」と力を込める。

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