岸田政権の内閣改造に伴い、文科相が末松信介氏から永岡桂子氏に交代しました。末松前文科相は8月10日に文科相として最後の記者会見を行い、在任期間中の成果の一つとして、教員免許更新制を廃止して教員研修の記録作成を義務付けた法改正を挙げ、「教員免許更新制の廃止だけでいいじゃないかという議員もいたが、最後は分かり合えることができた。教員は自分たちをどういう形で磨いていくか、常に学び続ける姿がやっぱり大事だと認識した」と振り返り、教員研修の記録作成については、「私が特にこだわったのは、研修のレポートを出すことにものすごく時間が割かれ、教員の負担が大きいということ。(国会での質疑では)こういう習慣や提出物は簡素化していくべきだと答えた。私が文科省を去っても、しっかり見続け、検証していきたい」と強調しました。
末松前文科相の在任期間は、昨年の10月4日からの約10カ月です。(「政治家はもっと教育を考えるべきだ」 末松前文科相が退任会見)
あなたは、この約10カ月の末松前文科相下の文教行政に、5段階(通知表方式で5が最高)で、どの評価をつけますか?
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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