第3子の小中学校の給食費を無償化 来年1月から、千葉県

第3子の小中学校の給食費を無償化 来年1月から、千葉県
iStock.com/Milatas
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 物価の高騰などによる家庭の経済的負担を軽減するため、千葉県は来年1月から、第3子以降の小中学校の給食費を無償化する。このほど公表した今年度補正予算案に3億2000万円を計上した。6月の県議会定例会で熊谷俊人知事が年度内に多子世帯への給食費無償化を表明していたことを受けて、新規事業として盛り込まれたもので、都道府県で給食費無償化に向けた取り組みを行うのは全国でも初めてとみられる。

 対象となるのは、3人以上の子どもを扶養する世帯で、被扶養者の子どものうち3番目以降の子について、公立の小中学校で提供されている給食費を無償化する。市町村立学校の場合、政令市である千葉市を除き、県と市町村が2分の1ずつ負担。千葉市は4分の3を負担し、残りの4分の1を県が負担する。

 県教委によると、6月の時点ですでに県内の21市町が、独自に何らかの給食費無償化に関する取り組みを実施しているという。事業は来年1月から今年度いっぱい実施する予定で、来年度以降について、県教委の担当者は「来年度当初予算で他の子育て支援や県の財政事情などを踏まえて検討する」と話している。

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