外遊びについて子どもの声を届けよう 小学生が作戦会議

外遊びについて子どもの声を届けよう 小学生が作戦会議
全国の小学生がオンラインで外遊びについて意見交換した(Zoomで取材)
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 来年4月のこども家庭庁の発足を見据え、外遊びの環境づくりに子どもの声を届けようと、子どもの発達に関する研究者や企業・団体で構成される「子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会」はこのほど、「外あそび子ども作戦会議」をオンラインで開催した。作戦会議には、小学3年生以上の子ども15人ほどが参加。子どもの居場所づくりに取り組む「放課後NPOアフタースクール」のスタッフがファシリテーションしながら、普段の外遊びについてや理想の公園など、子どもたちの思いを拾い上げていった。

 ある4年生の女子児童は「小学校の校庭にはブランコがない。公園にはあるけれど、いつも他の子どもが使っていてなかなか順番が回ってこない」と指摘。スリルのあるアスレチックなど、校庭や公園にもっと遊具がほしいと提案した。一方で、「人工芝のグラウンドがあれば、サッカーを思い切り楽しめるし、転んでも痛くない」(5年生の男子児童)という真逆の意見もあった。

 また、「家の周りの公園では、ボール遊びが禁止になっている。もしボールが使えたら、サッカーやキャッチボールができるのに」(6年生の男子児童)といった、公園のルールに関する疑問も出た。

 作戦会議に寄せられた子どもたちの声は要望書にまとめ、10月に小倉将信少子化対策担当相に提出する予定。

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