愛知県東海市教育委員会は10月3日、市立小学校の教頭が授業中にふざけていた3年生の児童を教室から廊下に強制的に連れ出す体罰があったと発表した。児童にけがはなかったが、翌日から「学校が怖い」と休んでいる。
市教委によると、9月27日の5時間目に、3年生のクラスから児童が落ち着かないと依頼を受けた教頭が応援に入っていた。床に置いた水筒の上に座っている男子児童がおり、何度注意してもやめなかったため、教頭は右腕をつかんで廊下へ引っ張っていった。その際、児童は机や椅子に体をぶつけており、痛みを訴えたため病院で診察を受けたが、けがはなかった。
授業後に教頭は児童や保護者に謝罪したが、児童は9月28日から10月3日まで学校を休んでおり、保護者によると児童は「学校が怖い」と話しているという。
市教委の担当者は「体罰があったと認識している。各校での指導を徹底するとともに、体罰に関する研修を実施していきたい」と説明。県教委にはすでに報告を済ませているという。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください