ふざけていた小3児童を廊下へ 教頭が体罰、愛知県東海市

ふざけていた小3児童を廊下へ 教頭が体罰、愛知県東海市
iStock.com/takasuu
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 愛知県東海市教育委員会は10月3日、市立小学校の教頭が授業中にふざけていた3年生の児童を教室から廊下に強制的に連れ出す体罰があったと発表した。児童にけがはなかったが、翌日から「学校が怖い」と休んでいる。

 市教委によると、9月27日の5時間目に、3年生のクラスから児童が落ち着かないと依頼を受けた教頭が応援に入っていた。床に置いた水筒の上に座っている男子児童がおり、何度注意してもやめなかったため、教頭は右腕をつかんで廊下へ引っ張っていった。その際、児童は机や椅子に体をぶつけており、痛みを訴えたため病院で診察を受けたが、けがはなかった。

 授業後に教頭は児童や保護者に謝罪したが、児童は9月28日から10月3日まで学校を休んでおり、保護者によると児童は「学校が怖い」と話しているという。

 市教委の担当者は「体罰があったと認識している。各校での指導を徹底するとともに、体罰に関する研修を実施していきたい」と説明。県教委にはすでに報告を済ませているという。

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