大学入試センターは10月6日、来年1月に行われる大学入学共通テストの、同日午後5時時点での志願者数を公表した。出願総数は47万9348人となり、前年度の同時点より2万2633人減少した。出願は同日消印まで受け付ける。
志願者のうち、高校経由で出願する高校卒業見込みは41万5713人(前年度43万3491人)、個人直接出願の既卒者は6万3635人(6万8490人)となり、いずれも減少した。大学入試センターはこの後、重複出願の確認や確認はがきの送付、試験場の指定などを行い、12月上旬に確定志願者数や試験場一覧を公表する。今年1月の確定志願者数は53万367人。
来年の共通テストは本試験を1月14、15日に、追試験を2週間後の同28、29日に行う。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、追試験の会場を全国47都道府県に設置する措置を継続し、体調不良時などに追試験を受けやすくする。
また、今年の共通テストで電子機器類を使用した不正行為が発生したのを受け、使用してはいけない電子機器にタブレット端末、イヤホン、音楽プレーヤーを追加指定するなど、不正防止対策を強化している。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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